「もう40代だから」
「50歳になって、今さら新しいことを始めても……」
そんなことを思ったことはありませんか?
転職してみたい。
新しい仕事をしてみたい。
昔やりたかったことに、もう一度挑戦してみたい。
知らない場所へ行ってみたい。
何かを勉強してみたい。
自分で小さな仕事を始めてみたい。
でも、その直後に頭の中から聞こえてくる。
「でも、もう若くないしな……」
たしかに。
20歳の自分と比べたら、40代、50代は若くありません。
でも、ここでちょっとだけ、
人生をRPGとして考えてみましょう。
すると、ずいぶん違う景色が見えてきます。

40歳なら、レベル40じゃないか
もし人生で、
1年生きるたびにレベルが1上がるとしたら。
20歳なら、
LEVEL 20
40歳なら、
LEVEL 40
50歳なら、
LEVEL 50
です。
RPGをやっていて、
レベル50になった勇者を見て、
「もうレベルが高すぎるから冒険するのは遅いね」
なんて言うでしょうか。
言いませんよね(笑)。
むしろ、
「おお、かなり育ってきたな」
と思うはずです。
HPも増えた。
攻撃力も上がった。
防御力もある。
いろいろな場所へ行った。
いろいろな敵とも戦った。
装備も増えた。
仲間もいる。
使える魔法だって増えている。
だったら、
人生も同じように考えてみてもいいんじゃないでしょうか。
40代・50代には、すでに大量のEXPがある
20代の自分にはなかったもの。
たくさんあるはずです。
仕事をした経験。
人間関係で失敗した経験。
誰かに助けてもらった経験。
自分で問題を解決した経験。
お金で失敗した経験。
うまくいった経験。
うまくいかなかった経験。
家族との時間。
友人との時間。
仕事で出会った人。
旅行した場所。
読んだ本。
覚えたこと。
忘れたこと。
笑ったこと。
悔しかったこと。
全部、
EXPです。
自分では「ただ生きてきただけ」と思っていることの中にも、
大量の経験値が入っています。

失敗も「経験値」になっている
年齢を重ねると、
成功だけではなく、
失敗も増えます。
「あの仕事はうまくいかなかった」
「あの選択は間違っていたかもしれない」
「あのとき挑戦しておけばよかった」
そんなこともあるでしょう。
でもRPGなら、
敵に負けた経験も、
迷子になった経験も、
間違った洞窟へ入った経験も、
全部その後の攻略に役立ちます。
「あそこへ行ったら危ない」
と知っている。
「この敵にはこの戦い方が効かない」
と知っている。
これも立派な強さです。
20代のころには、
知らなかった。
だから突っ込めた。
40代・50代になると、
いろいろ知っている。
だから怖くなることもある。
でも、その「知っている」は、
ブレーキだけではありません。
攻略本を何冊も持っているようなものでもあります。
装備だって増えている
経験値だけではありません。
長く生きていれば、
いろいろな装備も手に入っています。
たとえば、
仕事で身につけたスキル。
人とのつながり。
昔の友人。
家族。
資格。
知識。
趣味。
貯めてきたお金。
自分の得意なこと。
自分の苦手なことを知っていること。
「これは自分には向かない」
と分かっていることさえ、
装備の一つです。
若いころは、
何でもできる気がした。
でも、
何が得意なのかも、
何が苦手なのかも、
よく分からなかった。
年齢を重ねた今は、
少なくとも昔より、
「自分というキャラクターの取扱説明書」
が分かっている。
それって、
かなり強いことだと思います。

ただし、レベルが高いほど動きにくくなることもある
もちろん、
年齢を重ねることには、
いいことばかりではありません。
守るものも増える。
責任も増える。
体力だって20歳のころと同じではない。
だから、
レベル50の勇者が、
レベル20の勇者と同じ戦い方をする必要はありません。
若いころみたいに、
HPを全部使って突撃しなくていい。
戦い方を変えればいい。
経験を使う。
仲間を頼る。
装備を選ぶ。
戦わなくていい敵とは戦わない。
回復しながら進む。
必要なら、
ルーラで場所を変える。
レベルが上がった勇者には、
レベルが上がった勇者なりの冒険の仕方があります。
人生後半は「残り時間」なのか?
40代、50代になると、
人生の時間について考えることも増えます。
あと何年働くんだろう。
あと何回、夏が来るんだろう。
あと何回、旅行へ行けるんだろう。
そんなことを考えると、
「残り時間」
という感覚になることがあります。
でも、
RPGとして見るなら、
別の見方もできます。
最初の町を出て、
いろいろな場所へ行って、
たくさん経験値を貯めて、
装備も集まった。
仲間もできた。
そして、
ようやく自由に世界を歩けるようになってきた。
もしかすると、
40代・50代は、
ゲームの終盤ではなく、
チュートリアルが終わって、自由度の高い本編が始まるところ
なのかもしれません。

今から「人生全部」を変えなくてもいい
ここまで読んで、
「よし、人生を変えよう!」
と思わなくても大丈夫です。
タイガーの酒場では、
いきなり魔王を倒しに行かせません。
40代でも、
50代でも、
最初の一歩は小さくていい。
行ったことのない店へ行ってみる。
昔好きだったことを、もう一度やってみる。
興味のある本を一冊買ってみる。
誰かに会ってみる。
一人で知らない町へ行ってみる。
気になっていたことを検索してみる。
それだけでも、
新しいマップは少し開きます。
EXP +1。
その一歩から、
次のクエストが見えてくるかもしれません。
「もう遅い」ではなく「もうレベル40」
もし次に、
「もう40代だから」
と思ったら、
言葉を一つ変えてみてください。
「もう40代」
ではなく、
「もうレベル40」
50代なら、
「レベル50まで育った」
です。
そう考えると、
ちょっと景色が変わりませんか?
ここまで集めた経験値。
ここまで手に入れた装備。
ここまで出会った仲間。
ここまで歩いてきた地図。
全部持ったまま、
次の冒険へ行けます。
人生をRPGとして考えるなら、
40代・50代は、
「もう遅い」のではなく、かなり面白いところまでゲームが進んできた状態
なのかもしれません。
そして、
まだ開いていないマップは、
たくさんあります。
さて。
次は、どこへ行きますか?
人生の「次のマップ」を考えてみたい勇者へ
「次の冒険へ行ってみたい。でも、どこへ行けばいいのかはまだ分からない。」
それで大丈夫です。
タイガーの酒場のハッピーアワーでは、
いきなり大きな人生目標を決めたり、
仕事を辞めたり、
何かに挑戦することを迫ったりはしません。まずは、ここまでどんな旅をしてきたのか。
どんな経験値を手に入れたのか。
今、どんな装備を持っているのか。
そんな話をしながら、
「これから、どんな旅をしてみたい?」
を一緒に考えます。
まだ目的地が決まっていなくても大丈夫。
レベル40でも、レベル50でも、冒険は「つづきから」始められます。
酒場の扉は、いつでも開いています。
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