
雨の日もあります。
思うように魔法が使えない日もあります。
前へ進めない日もあります。
主人公は静かに酒場の扉を開きました。
マスターは笑顔で迎えます。
「おかえり、勇者。」
その一言だけで、
主人公の表情が少し和らぎました。
勇者は、一人で旅をする必要はない。
勇者の旅では、
一週間に一度、
マスターと旅を振り返ります。
それだけでも、
十分に前へ進めます。
でも、
「今、相談したい。」
「この出来事を聞いてほしい。」
そんな瞬間もあるでしょう。
そんな勇者のために用意した旅があります。
それが、
伝説の旅です。
いつでも、タイガーの酒場へ。

伝説の旅では、
クエスト(セッション)の期間中、
いつでもマスターへ相談できます。
魔法がうまく使えた日。
失敗して落ち込んだ日。
新しい発見があった日。
どんな日でも、
一人で抱え込む必要はありません。
タイガーの酒場は、
いつでも勇者を迎える場所だからです。
伝説とは、特別な人のことではない。
伝説の勇者とは、
最初から強い人ではありません。
迷いながらも、
立ち止まりながらも、
何度でも前を向いた人。
その積み重ねが、
いつか自分だけの伝説になります。
マスターは主人公に言います。
「伝説は、最後にできるものじゃない。」
「毎日の一歩が、少しずつ伝説をつくっていくんだ。」
一人じゃないと思えた時、勇者はもっと強くなる。

主人公は笑顔になりました。
「マスター。」
「一人じゃないって思えたら、また頑張れそうです。」
マスターは静かにうなずきます。
「タイガーの酒場は、いつでも君の帰る場所だ。」
主人公はもう一度、
冒険の書を開きました。
伝説は、
遠い未来にあるものではありません。
今日の一歩から、
静かに始まっているのです。